ポマードやグリースには、ツヤ感やセット力に応じてさまざまな種類があります。多くの方は選ぶ際にパッケージのセット力を見て選ぶ方が多いのではないでしょうか。
しかし、そのポマードやグリースの剤質は自分の髪質に合っているのでしょうか?
その理由も合わせて、ポマードやグリースを選ぶ際のポイントを解説します。
ポイント1
“目指す髪型”よりも“自分の髪質”を重視する
たとえば、自分の髪質に合わないグリースを選んでしまうと、スタイリング剤の重みで仕上げたヘアスタイルが“へたって”しまうことがあります。また、セット力が高すぎる製品は伸びが悪い為、局所的にベッタリ付いてしまうことも……。
そのため、ポマードやグリースを選ぶ際は、目指す髪型以上に自分自身の髪質にマッチしているかを考慮してセレクトするのがベターです。
髪質が柔らかい又は細い方は、ビシッと決めたいスタイルがあるからといって安易にハードなセット力のものを選ばない方がベターです。髪のコシがハードな粘度のグリースに負けて“へたって”しまっては元も子もないからです。ソフトなものを薄く髪に付けて形を整えてボリュームを残しながらハードスプレーでカチッと仕上げるのが良いと思います。
髪質が硬い方や直毛の方は長さやスタイルにもよりますが、ビシッとカチッとしたいならばハードなものを選んでいいと思います。
ポイント2
“水溶性”or“油性”はしっかりチェック
パッケージの表記でそのポマードやグリースが“水溶性”なのか“油性”なのか確認する事が大事です。この2つの違いは扱いやすさも仕上がりもまったく異なります。
水溶性は水に溶けやすいため、洗髪でスタイリング剤を洗い落としやすいのが利点です。また、手のひらで伸ばしやすいのもメリット。ここ数年間で発売されている多くのポマードやグリースは、こちらに該当します。
油性はよく、「洗いにくい」「べたべたする」などのデメリットが取り上げられがちです。たしかにこうした特徴はあるのですが、セット力とツヤ感は水溶性の倍以上。
おすすめの使い方は、水溶性のポマードやグリースで仕上げたヘアスタイルの表面を、薄く伸ばした油性のポマードで“サッ”とひと撫ですることです。髪の光沢感が段違いになりますので、ビシッと決めたい方は油性のポマードやグリースをひとつ持っておくと便利です。
バルマン ザ バーバー